椎間板ヘルニアは、背骨の間にある「椎間板」というクッション状の組織が外側に飛び出し、神経を圧迫して痛みや痺れを引き起こす状態です。(イラスト参照)
多くは腰椎(腰)や頸椎(首)で起こり、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。
椎間板ヘルニアは、以下のような要因で椎間板に負担がかかり発症することが多いです。
加齢による椎間板の変性: 椎間板は加齢とともに水分が減少し、弾力性が失われていきます。その結果、クッション機能が低下し、割れやすくなります。
姿勢の悪さや過度な負荷: 長時間の悪い姿勢(猫背や前かがみ)や重い物を持ち上げるなど、椎間板に過度な圧力がかかることで変形しやすくなります。
遺伝的要因: 椎間板の耐久性や腰の骨の形状には遺伝的な要素が影響することもあり、遺伝により発症リスクが高まることがあります。
肥満や運動不足: 体重が重いと椎間板にかかる負荷が大きくなるため、発症リスクが高まります。また、運動不足により筋力が低下し、背骨や椎間板を支えきれなくなることも原因になります。
椎間板ヘルニアが起こる仕組みについて説明します。(難しい方は読み飛ばしてください)
椎間板は背骨(椎骨)同士の間にある軟骨組織で、中心部に「髄核(ずいかく)」、外側に「線維輪(せんいりん)」という構造になっています。髄核は柔らかく、外側の線維輪がこの髄核を包み込んでクッションの役割を果たします。
椎間板ヘルニアは、加齢や過度な負荷などで線維輪が損傷し、内部の髄核が飛び出してしまうことで起こります。この飛び出た髄核が神経を圧迫し、痛みやしびれが発生するのです。
これは想像しただけで痛々しいです😨
椎間板ヘルニアは多くのケースで自然治癒する可能性があります。
ただし、回復には数週間から数ヶ月かかることが多く、その間は無理のない範囲での安静や軽い運動が推奨されます。症状が長引いたり悪化した場合は、治療が必要です。
椎間板ヘルニアの予防のために、以下の点に注意しましょう。
- 正しい姿勢の維持: 背骨や椎間板に負担がかからないように、日常的に姿勢を意識することが大切です。座る際は背筋を伸ばし、立つ時も頭が体の中心に位置するように心がけましょう。
- 体幹トレーニング: 腹筋や背筋などの体幹を鍛えることで、背骨のサポート力が増し、椎間板への負担を軽減できます。軽いストレッチやコアトレーニングが効果的です。
- 適度な運動: ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、筋肉を鍛えつつ血行を促進し、腰回りの柔軟性が高まります。
- 重い物を持つときの注意: 重い物を持つ場合は腰を曲げず、膝を使って持ち上げるようにしましょう。腰に過度な負荷がかからない持ち方がポイントです。
- 体重管理: 肥満は椎間板に大きな負担をかけます。適正体重を維持することは、椎間板ヘルニア予防に重要です。
椎間板ヘルニアの予防には、日常生活での正しい姿勢や運動習慣の維持が欠かせません。体幹を鍛え、腰に負担をかけない生活を心がけることで、椎間板ヘルニアの発症リスクを大幅に減らすことができます。


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