現代はかつてないほど、自由で便利な時代です。
スマホ一つで欲しい情報が手に入り、SNSを通して誰とでもつながれる――。
でもその一方で、「大人になっても自立できていない人」が男女問わず増えている、という声もよく聞きます。
「自立」とは経済的なことだけでしょうか?
人に頼らずに生きることでしょうか?
本当の自立とは何か。
そして、心の健やかさや健康、ピラティスとどう関係しているのかを、やさしく解きほぐしていきましょう。
◆ そもそも、自立ってどういうこと?
「自立」というと、「一人暮らしをしている」「仕事をしてお金を稼いでいる」など、経済面を想像する人も多いでしょう。
もちろん、それも大切な要素です。
けれど、本当の自立とは、経済面・精神面・行動面のバランスがとれていること。
たとえば:
- 誰かに依存せず、自分の意志で選び、決めている
- 感情の波に飲まれすぎず、冷静に行動できる
- 困ったときには「助けて」と言える強さもある
- 自分の人生に責任を持つ姿勢がある
つまり、自分の心と体を自分でケアしながら、人生を自分で引き受ける覚悟がある人。
これが本当の意味での“自立している人”と言えるでしょう。
◆ 自立できていない人とは?
自立できていない人の特徴には、以下のような傾向があります。
- 他人の評価や承認がないと不安になる
- 恋愛に依存してしまいがち
- 嫌われたくなくて自分の意見が言えない
- 親やパートナーに感情的に頼りすぎる
- トラブルが起きたとき、誰かのせいにしやすい
これらは必ずしも“悪いこと”ではありません。
私たちは皆、誰かを必要とする存在ですし、完璧に自立している人などいません。
ただ、他者に心を預けすぎて、自分が空っぽになっている状態は、心と体に大きな負担をかけてしまいます。
◆ 健全な心=自立に近づく鍵
自立に向かうためには、まず心を健やかに保つことが大切です。
たとえばこんな状態が理想です:
- 不安なとき、自分で落ち着ける術を知っている
- どんな感情も否定せずに受け入れられる
- 自分に対して「ダメ出し」よりも「ねぎらい」ができる
- 誰かと違っていても、自分の価値を感じられる
こうした心の状態は、自分との信頼関係を築けている証拠。
つまり、他人に依存しなくても、「私は私で大丈夫」と思える感覚があるということです。
◆ 健康な体は、自立の土台になる
健全な心と健やかな体は切り離せません。
体調が悪いと、気分も落ち込みがち。
疲れが溜まると、小さなことでイライラしたり、無力感に襲われたり…。
そうなると、人に頼りたくなり、依存心が強くなってしまいます。
だからこそ、自立のためには自分の健康を守る力が必要です。
自分をいたわる、整える、回復させる――。
それができる人こそ、真に強く、自由な人だと思うのです。
◆ ピラティスで育てる「自立の感覚」
ピラティスは、まさに自分自身と向き合い、自分で整えていく時間です。
- 呼吸に意識を向けることで、心が落ち着く
- インナーマッスルを鍛えることで体の軸が安定する
- 姿勢が整うと、見た目の印象も自信も変わる
- 「今日の私はどうかな?」と日々の自分に目を向けられる
ピラティスを習慣にしている人は、自然と「自分に優しく」「自分の状態に敏感」になります。
これこそが、自立した心と体の基盤です。
他人の評価よりも、「私は今日もちゃんと立てている」「呼吸ができている」
そんなシンプルな安心感が、自分を支える軸になるのです。
◆ 自立は「孤独」ではない
自立とは、「誰にも頼らずに生きること」と誤解されることがありますが、それは大きな間違いです。
本当の自立とは、自分の足で立ちながら、人と手を取り合えること。
「助けて」が言えることも、立派な自立の一部です。
そして、心と体が整っていればこそ、素直に支えを受け取ることもできます。
誰かに寄りかかるのではなく、自分で立った上で寄り添い合うことができる人。
それが自立した大人の姿ではないでしょうか。
◆ 自分に寄り添うことから始めよう
私たちは、常に「誰か」や「何か」に影響されながら生きています。
でもその中で、自分の軸を持つこと、自分を大切にすることは可能です。
ピラティスの呼吸のように、内側に意識を向ける時間を持つこと。
体と心を整える習慣を作ること。
そして、自分の人生を「自分で決める」という小さな選択を積み重ねること。
それが、自立への一歩になります。
健全な心と健康な体は、自立した人生のための土台。
まずは、あなた自身に「おはよう」「大丈夫?」と声をかけてあげることから始めてみませんか?
あなたは、あなたを支える最初の人です。
そして、いちばん最後まで一緒にいる人でもあります。


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