「ピラティスってマシンを使うやつでしょ?」
そんなイメージをお持ちの方、多いかもしれません。
確かに最近はSNSやテレビで、カラフルなマシンに寝転がって動く“マシンピラティス”を目にする機会が増えました。でも実は、ピラティスの原点はマットピラティス。道具を使わず、体ひとつで行うこのメソッドには、身体との深い対話と本質的な変化があります。
今回は、「マットとマシン、何が違うの?」「初心者にはどっちがいいの?」そんな疑問にお答えしながら、マットピラティスの魅力と効果についてじっくりご紹介します。
◆ まずは、マットピラティスとマシンピラティスの違いとは?
◎ マットピラティスとは?
マットピラティスは、その名の通りマットの上で行うピラティス。体重や重力を利用して、自分の体の動きだけで筋肉を使い、整えていきます。
道具を使わないぶん、体幹(コア)やインナーマッスルへの意識が高く、自分の体としっかり向き合うことが求められるのが特徴です。
◎ マシンピラティスとは?
一方、マシンピラティスは「リフォーマー」などの専用器具を使って行うエクササイズ。バネやストラップなどのサポートを受けながら動くことで、負荷の調整がしやすく、関節に優しいというメリットがあります。
◆ マットピラティスの魅力って?
◎ 1. 体幹(コア)をじっくり鍛えられる
マシンのサポートがない分、自分の筋肉だけで姿勢を支える必要があるため、自然と体幹が鍛えられます。
「ピラティス=コアトレ」と言われるのは、実はこのマットピラティスから来ているのです。
「いつの間にかお腹が引き締まった」「腰痛が軽くなった」などの変化を感じる方が多いのも、マットの大きな魅力です。
◎ 2. 自分の動きに集中できる
マットピラティスは、シンプルな環境で行うため、“自分の体のクセ”に気づきやすくなります。
「左足が上げづらい」「背中が丸まっている」「呼吸が浅い」など、気づかなかった自分の姿勢や動作に意識を向けることで、日常の動きがどんどん楽になっていきます。
◎ 3. 継続しやすい&どこでもできる
マット一枚あればOK。これは大きな利点です。
スタジオで覚えた動きを自宅でも気軽に再現できるので、ライフスタイルに取り入れやすく、継続しやすいのが特徴です。
「今日はちょっとだけストレッチ」「寝る前に呼吸だけ」など、日常に“自分のケア時間”を作るきっかけにもなります。
◆ マットピラティスは初心者に向いてる?
答えは「YES」です。
マットピラティスは、自分のペースで始められるエクササイズ。年齢・運動経験を問わず、どんな方にもおすすめできます。
特に、以下のような悩みがある方にぴったりです。
- 腰痛や肩こりがつらい
- 姿勢が気になる
- 運動習慣をつけたい
- 気持ちをリフレッシュしたい
- 自分の体とじっくり向き合いたい
「体が硬いから無理…」と感じる方も多いですが、むしろ“硬いからこそ”ピラティスを始める意味があります。
◆ 健康への効果もばっちり。エビデンスも
近年の研究では、マットピラティスには以下のような健康効果が報告されています。
- 姿勢の改善
- 腰痛・肩こりの軽減
- ストレスの緩和・睡眠の質向上
- 筋力・柔軟性の向上
- 体幹機能の改善による転倒予防
特に女性にとっては、ホルモンバランスの安定や自律神経の調整にも効果があるとされており、産前産後や更年期のケアとしても注目されています。
◆ 結局どっちがいいの? → 目的に合わせて選ぼう
マットとマシン、それぞれに良さがありますが、ポイントは**「自分が何を求めているか」**です。
- 動きの癖を整えたい
- 体幹を鍛えたい
- 自分の体をしっかり感じたい
→ マットピラティス - 怪我のリハビリが必要
- 特定の部位に集中的にアプローチしたい
- バネのサポートを使いたい
→ マシンピラティス
どちらを選んでも、「身体を整える」という目的は同じ。
でも、マットピラティスは“自分の内側の感覚”に気づく力が高まりやすいという点で、とても深い学びがあります。
◆ スタジオで「正しく動く」体験を
独学でも取り組めるマットピラティスですが、やはり最初はプロの指導を受けるのが安心です。
「お腹に力を入れるってどういうこと?」
「どこに意識を向ければいいの?」
そんな疑問を、私たちインストラクターがしっかりサポートします。
フォームや呼吸のクセを見ながら、あなたに合った動きを一緒に見つけていきましょう。
◆ 最後に:マットピラティスは「自分と向き合う時間」
ピラティスは、競うものではありません。
誰かと比べる必要も、速く動く必要もありません。
「自分の体に意識を向けて、丁寧に動く」
その積み重ねが、姿勢を整え、心を整え、人生を整えてくれます。
マットの上で、自分を大切にする時間を作ってみませんか?
あなたの体は、あなたの味方です。
今日も、マットの上で優しく整えていきましょう。


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