「なんだか最近、人と会いたくない…」
「心が乾いてる感じがする」
「ぬくもりや安心感が足りない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
その背景には、もしかすると“オキシトシン不足”があるかもしれません。
今回は、**女性の心と体に深く関わるホルモン「オキシトシン」**についてお話します。
あわせて、ピラティスがもたらすオキシトシン的効果についてもご紹介します。
◆ オキシトシンってなに?
オキシトシンは、「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」と呼ばれる脳内ホルモンの一種です。
主に、人とのふれあいや信頼関係、安心感のある時間などによって分泌されます。
たとえば──
- 赤ちゃんを抱っこすると母親の脳内に分泌される
- 大切な人と手をつなぐ、ハグする
- ペットと触れ合う
- 誰かと目を合わせて笑う
こんな何気ないスキンシップや心のつながりが、オキシトシンの分泌スイッチなのです。
◆ オキシトシンが不足するとどうなる?
では逆に、オキシトシンが不足すると、どんな影響があるのでしょうか?
◎ 心の面での影響
- 孤独感・不安感が強くなる
- 他人との関わりが煩わしく感じる
- 怒りっぽくなる、攻撃的になる
- 愛情を感じにくくなる
◎ 体の面での影響
- ストレスホルモン(コルチゾール)が増える
- 免疫力が落ちる
- 睡眠の質が悪くなる
- 自律神経が乱れやすくなる
つまり、オキシトシンが足りない状態が続くと、心と体のバランスが崩れやすくなるのです。
◆ 女性にとって、特に大切な理由
オキシトシンは、女性ホルモン(エストロゲン)と相性が良いため、女性にとって特に重要です。
排卵や妊娠、出産、授乳など、人生のあらゆる場面でオキシトシンは大きな役割を担います。
また、更年期以降に女性ホルモンが減少すると、オキシトシンの分泌も落ちやすくなるため、気分の落ち込みや孤独感が強まりやすいと言われています。
◆ 愛されることよりも、「つながること」
「オキシトシンが出るのは、恋人がいないとダメなんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。
でも、そんなことはありません。
オキシトシンは、恋愛に限らず、温かな関係性や“つながり”を感じたときに分泌されます。
たとえば──
- 信頼できる友人との会話
- カフェでゆったり誰かと過ごす時間
- 家族やペットとの触れ合い
- 誰かに「ありがとう」と言う
- 自分を大切に扱う時間
これらすべてが、**オキシトシンを育てる“愛情ホルモンタイム”**になります。
◆ ピラティスとオキシトシンの意外な関係
意外に思うかもしれませんが、ピラティスもオキシトシンを促す時間になります。
なぜなら、ピラティスは「今ここ」の自分に丁寧に向き合い、自分自身との信頼関係を育てる動きだからです。
◎ ピラティスがもたらすオキシトシン的効果
- 呼吸を深め、自律神経を整える
- 体の感覚に集中し、心を今に戻す
- 成長を感じて、自分への愛情が増す
- 心地よい動きでリラックスホルモンが分泌される
また、対面レッスンではインストラクターとのやさしい関わりや励ましの声かけも、オキシトシン分泌に一役買ってくれます。
◆ 今日からできる!オキシトシンを増やす習慣
日々の中で、ちょっと意識するだけで、オキシトシンはじんわり増えていきます。
◎ ① 自分をなでる・やさしく扱う
肌にふれることで、脳は安心を感じ、オキシトシンが出やすくなります。
お風呂タイムやスキンケアも、やさしい気持ちで。
◎ ② あたたかい人との時間をもつ
たとえ短時間でもいいので、心を許せる人と「安心」を感じる時間をもちましょう。
◎ ③ 呼吸を整える
深くゆったりとした呼吸は、心を落ち着け、オキシトシンの分泌を促します。
ピラティスの呼吸法はとてもおすすめです。
◆ 「私は愛を受け取っていい」と思えること
オキシトシンは、愛されることで育つホルモンですが、
実はそれ以上に大切なのは、「自分が愛を受け取っていい」と感じることです。
愛情を感じられない、ぬくもりに気づけない…。
そんなときは、自分を責めないで。
少しずつ、自分の心と体にやさしく触れ、整える時間を大切にしてみてください。
ピラティスや深呼吸が、そのきっかけになります。


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