私はどう在(あ)りたい?

日々の家事、仕事、育児、人付き合い…。
朝が来て、夜が来て、また同じ明日がやってくる。
「とにかく目の前のことをこなすだけで、精一杯」
そんな風に感じながらも、何かが物足りない。
ふと立ち止まったときに、ぽっかり心に穴があいたような感覚になる。

あなたは今、自分が「どう在りたいか」考えたことがありますか?

◆ 自分の“在り方”が見えなくなる理由

「やりたいことがわからない」
「今のままでいいのかわからない」
「なんとなく不安、でも何が不安なのかもわからない」

こうした声は、決して特別な悩みではありません。
現代の私たちは、情報が多く、つねに誰かと比べてしまいやすい環境にいます。
SNSを開けば、キラキラと輝く誰かの「理想の暮らし」があふれていて、「私はこんなに頑張れていない」と落ち込むことも。

でも、本当に大切なのは“他人の理想”じゃなくて、
**「私自身は、どう在りたいのか」**という問いなんです。

◆ “現状維持”が心と体を静かに疲れさせる

変わらない日常は、ある意味で「安心」かもしれません。
でも、その安心が“諦め”に変わっていることもあります。

  • 「どうせ変えられない」
  • 「波風を立てたくないから、今のままでいい」
  • 「自分だけが我慢すればうまくいくから」

そんな思考で日々を過ごしていると、体も心も、ゆっくりと悲鳴をあげてきます。
例えば、原因のわからない疲れや頭痛。
イライラが溜まって、つい家族に当たってしまう。
なんとなくの不調が、じわじわと生活を重くしていく…。

“変わらないこと”は、必ずしも優しさではありません。
時には、“動かないこと”が、家族の関係や自分の人生を崩していくこともあるのです。

◆ ピラティスが教えてくれた、自分との向き合い方

ピラティスのレッスンに来る女性たちとお話ししていると、「体を整えたい」という入り口から始まり、だんだんと心の奥にあった想いが出てくることがあります。

  • 本当はもっと自信を持ちたい
  • 自分のために時間を使いたい
  • 誰かに認められるより、自分を好きになりたい

ピラティスは、ただ体を動かすエクササイズではありません。
**「今、この瞬間の自分に意識を向ける」**という、とてもシンプルだけど大切な時間。

呼吸に集中しながら、丁寧に体を動かす。
「今日は腰が重いな」「こんなところに力が入ってたんだ」と、自分の状態に気づく。
ピラティスは、そんな**“小さな気づきの積み重ね”**で、体と心を本来のバランスに戻してくれます。

◆ 在りたい自分になるために、大切にしたい3つのこと

「私はどう在りたいのか」
その答えは、すぐに見つからなくても大丈夫。
まずは、そこに意識を向けることが第一歩です。

1. 忙しさの中に「静けさ」をつくる

1日5分でもいいから、自分のための静かな時間を持ってみてください。
スマホを閉じて、呼吸を感じながら体をほぐしてみる。
その時間が、日常をリセットし、本音に気づくきっかけになります。

2. 小さな「違和感」に気づく

「楽しいと思っていたのに疲れる」
「この人と話すと心がざわつく」
そういった感覚は、無視しないであげてください。
自分の在りたい姿に近づくヒントが、そこにあります。

3. 「変わる」ことを怖がらない

変わること=大きな決断だと思われがちですが、
今日のご飯を変える、通勤ルートを変える、呼吸の仕方を変える、そんな小さな“変化”でもいいんです。
その積み重ねが、少しずつ、確実にあなたを「なりたい私」へと導いてくれます。

◆ 自分の人生に、ちゃんと立ち会っていますか?

「人生は一度きり」―よく聞く言葉ですが、それは決してドラマチックな生き方をしよう、という意味ではありません。

  • 心から笑えているか
  • 本音で人と話せているか
  • 自分の体を大切に扱えているか

そんな当たり前のことがちゃんとできているかどうか。
“今ここ”に意識を置いて生きているかどうか。
それが「どう在りたいか」と向き合うヒントになるのだと思います。

◆ 未来の私に「ありがとう」と言ってもらえる今を

誰かに合わせた人生じゃなくて、
世間の基準に寄せた自分じゃなくて、
「私はこう在りたい」と、胸を張れる自分でいるために。

今こそ、自分の人生にちゃんと立ち会ってあげてください。
ピラティスで深く呼吸をしながら、少しずつ整っていく体と心を感じる時間は、あなたの“本当の在り方”に気づくためのやさしい道しるべになります。

未来のあなたが、「あのとき、自分に向き合ってよかった」と微笑んでくれる日が、きっと来ます。
だから、今日も呼吸をひとつ。
静かに、自分を感じる時間を、大切にしてあげてくださいね。

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