自分に合う環境って何だろう?

私たちは気づかぬうちに「慣れた環境」に甘えてしまいます。それがどれだけ自分の心や身体をすり減らしていても、「今さら変えるのは面倒」「ここで頑張らないといけない」と思い込んで、動けなくなっている人が少なくありません。
でも本当にそれは、あなたの人生にとってベストな環境なのでしょうか?

最近、身近な人たちの中にも、過剰なストレスで心を病んでしまった人が何人かいます。彼らの多くは、口では「もう限界」と言いながら、なぜかその環境を変えようとしません。変える方法がわからないのか、変えることが怖いのか。もしくは、「我慢すればなんとかなる」と思っているのかもしれません。

そんな姿を見るたびに、私は強く思うのです。もっと自分の心と身体の声に耳を傾けて、自分に合った環境を選んでいいはずだと。

「健康」は心と身体のコンパス

自分に合う環境を見極める上で、いちばん正直な指標になるのが「健康」だと思います。特に現代は、見た目では元気そうに見えても、実は慢性的な疲労や不調を抱えている人が多い。

朝起きるのがつらい、寝ても疲れが取れない、頭がずっとモヤモヤしている、呼吸が浅い、肩や腰がいつも痛い…。
それ、年齢のせいではありません。単に「今の生活スタイルや環境が、あなたに合っていない」だけかもしれないのです。

私自身、以前はなんとなく不調だと感じることがよくありました。イライラも増え、気分の波も激しくなっていく…。そんなときに出会ったのが、ピラティスでした。

ピラティスが教えてくれた「自分の感覚」

ピラティスは、ただ身体を動かすエクササイズではありません。動きを通して「自分の身体の声を聴く」習慣をつけるメソッドです。最初は「こんな地味な動きで意味あるの?」と思っていましたが、回数を重ねるうちに、呼吸が深くなり、姿勢が変わり、心の安定感も増していきました。

何よりも、「あ、自分は今こう感じているんだ」という“感覚”に敏感になったのです。
身体の歪み、呼吸の浅さ、心のざわつき。そうした微細な変化をキャッチできるようになると、不思議なことに日常生活でも、自分にとって心地よいもの・そうでないものが、自然と分かるようになってきました。

環境を「選ぶ」視点を持とう

ピラティスを続けて気づいたのは、私たちは思っている以上に環境から影響を受けているということ。そして、環境は「与えられるもの」ではなく「選ぶもの」だということです。

たとえば、職場の空気感、人間関係、働く時間、住んでいる地域、食べているもの…。
すべてがあなたの健康状態にダイレクトに影響を与えています。

そしてそれは、逆に言えば、あなたが環境を変えることで、健康も心の状態も、ガラッと変わる可能性があるということです。

もちろん、いきなり職場を辞めたり、引っ越したりするのは難しいかもしれません。でも、まずは「自分が何にストレスを感じていて」「何が自分をリラックスさせてくれるのか」を知るところから始めてみてほしいのです。

「今が普通」じゃなくて「今が合っているか」を問い直す

私たちは慣れてしまうと、それが「普通」だと感じてしまいます。でもその「普通」が、実はあなたの心身を壊す原因になっていたら?
それはもはや「普通」ではなく「危険」です。

・朝起きるのがつらくないか
・呼吸が深くできているか
・人と会った後、エネルギーが減っていないか
・休日に心からリラックスできているか
・ふとした瞬間に「ここにいていい」と思えるか

こうした問いを、自分に正直に投げかけてみてください。

あなたの「本当の快適」はどこにある?

ピラティスをしていると、毎回身体の小さな変化に気づきます。「今日は右側が重いな」「呼吸が浅いな」「気持ちが焦ってるな」など、その日その瞬間の自分を受け止める時間になります。

それって、環境について考えるのと同じなんです。
今の自分にとって、本当に心地よい環境はどこだろう?
その問いに答え続けていくことが、健康を守る第一歩なのだと思います。

あなたの心と身体は、もっと良い環境を求めているかもしれません。
どうか、それに気づいてあげてください。
そして、必要なら、変えることを恐れないでください。

自分を大切にすることは、わがままなんかじゃありません。
それは、あなたの人生を守るために必要な、誠実な選択なのです。

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