前回のブログで、「身体のホワイト企業とブラック企業」というテーマの記事を書きました。
今回は「心」をテーマに、自分を大事にすることについて書きたいと思います。
私たちは「体にいいことをしよう」とは思えても、
「心にいいことをしよう」とは、なかなか思えないものです。
なぜなら、心は目に見えないし、痛みにも気づきにくいから。
そして今、多くの人が自分の心に対してブラック企業のような扱いをしてしまっています。
- 「まだ頑張れるでしょ」と追い詰める
- 「こんなことで傷つくなんて弱い」と叱る
- 「誰もわかってくれない」と孤立させる
それが積み重なると、自分を大切にできなくなり、
やがて他人を大切にすることも難しくなっていくのです。
心のブラック企業にありがちなこと
前回の記事では、身体がブラック企業化すると細胞たちが疲弊し、病気や不調に繋がることをお伝えしました。
では「心のブラック企業」とは、どんな状態でしょうか?
たとえば、こんなことをしていませんか?
- 自分の失敗を何度も責め続ける
- 人と比べて落ち込む
- つらくても「頑張らなきゃ」と押し込める
- 悲しい感情を「くだらない」と無視する
- 楽しいことや休息に罪悪感を覚える
これは、社長(あなた)が社員(心の声)に無理をさせている状態です。
本来、心はあなたの味方です。
「疲れてるよ」「もっと自分を大切にして」と伝えるために、
悲しみや怒り、不安を感じさせてくれているのです。
でもそれを聞かずに我慢を続けると、
心の中の社員たちは次第に口をつぐみ、やがて**反乱(メンタル不調)**を起こします。
自分を大切にする方法がわからない
「自分を大切にして」と言われても、
そもそも**“どうしたらいいのか分からない”**という人がとても多いのが、今の日本です。
特に女性は、幼い頃から「人のために」「我慢することが美徳」と教えられがちです。
その結果、自分の感情や欲求を後回しにしてしまいがち。
でも、自分を後回しにすることは、心にとってのブラック労働。
それが続けば、当然、人間関係にも影響が出ます。
- 自分に厳しすぎる人は、他人にも厳しくなりやすい
- 自分を愛せない人は、他人の愛情を疑いやすい
- 自分の価値を感じられない人は、他人を見下してバランスを取ろうとする
つまり、自分の心がブラック企業であればあるほど、
他人にも「働きにくい会社」になってしまうのです。
心がホワイト企業な人は、他人にも優しい
一方、心がホワイト企業な人は、驚くほど人間関係がスムーズです。
それは、社員(心の声)を大切にする習慣があるからです。
心のホワイト企業がしていることは、とてもシンプル。
- 感情を否定せず、受け止める
- 無理をせず、休む
- 頑張ったことを自分で認めてあげる
- 楽しいことを遠慮せず味わう
- 「助けて」と言える
こうした積み重ねが、健全な自己肯定感につながります。
そして、心が満たされている人は、他人を攻撃する必要がなくなるのです。
海外で取り入れられている「心の教育」
日本ではまだ少ないですが、海外では子どもたちに対して「感情教育(SEL: Social and Emotional Learning)」を導入している国があります。
例えばアメリカやフィンランドでは、
- 「怒ったとき、どう対処するか」
- 「自分の気持ちをどう伝えるか」
- 「相手の立場で考えるには?」
- 「心が疲れたときの対処法」
といったことを、授業の一環として学びます。
つまり、「心のホワイト企業経営術」を、子どものうちから身につける仕組みがあるのです。
日本でも最近は少しずつ「非認知能力(感情や自己制御など)」が重視され始めました。
でも、大人になってから学び直すことも、決して遅くはありません。
自分をやさしく扱う勇気を持とう
「自分を大切にする」とは、
わがままになることではありません。
むしろ、自分の心を“労働環境の良い会社”にすること。
そこでは感情という社員たちが、のびのびと意見を出し、
心が元気に、のびやかに動いていきます。
心のブラック企業から卒業するために、
今日できることを一つだけ始めてみましょう。
- 「今、私はどんな気持ち?」と自分に聞く
- 少しだけ深呼吸する
- 一つ我慢をやめてみる
- 「ありがとう」や「うれしい」を言葉にしてみる
その小さな一歩が、
あなたという社長が社員を大切にしている証になります。
最後に
身体がブラック企業なら病気になるように、
心がブラック企業なら人間関係が壊れます。
でも、社長であるあなたが、
「ここで働きたい」と思える会社(心)を目指すことで、
日々は少しずつ、健やかに、美しく変わっていきます。
あなたの心の声に、今日こそ耳を傾けてあげてください。
優しい社長であることは、誰にでも、今この瞬間からできるのです。


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